Project
Profile

プロジェクト概要と研究の目的

 近年、日本の医学系大学附属病院における治験審査や自主臨床研究やヒトゲノム遺伝子解析研究やヒト幹細胞研究に関する委員会など、各種研究倫理審査委員会が整備されてきている。国の諸指針により、医学系研究者以外の倫理や法学や社会学など他の専門領域の有識者委員や利害関係を有しない外部委員や一般市民などが委員を務めている。これらの非医学系委員の選任プロセスや委員会や書類審査における役割については、オープンで十分な議論がし尽くされているわけではなく、実際には委員会毎にアドホックに役割を担っているのが現状であると思われる。本研究では、アンケートやインタビュー調査を通し、これらの非医学系委員の役割や期待の実態調査を行い、それらに基づいて、これらの委員がどのように委員会審議や書類審査で有意味な貢献しうるのかについて検討し、委員としての存在の空洞化を防ぐことを目的としている。

研究のテーマ
Project Thema

  病院内倫理委員会

海外における倫理委員会

    研究倫理委員会

   科研会議

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2015年2月16日

一般公開セミナーのご案内

2015年3月21日

第2回科研会議・講演会(於:大阪大学豊中キャンパス)


 
医学系大学附属病院や研究所等における各種倫理委員会における医歯薬などの医学系以外を専門とする人文社会科学の有識者委員や利害関係を有しない外部委員、あるいは一般市民などの「非医学系委員」の役割と存在意義を実態調査に基づいて考察する。
具体的には医学系の委員も含めた委員会の委員長や委員にアンケートやインタビュー等を実施し実態調査を行う。そして各種倫理委員の経験のある研究代表者や分担者が、その結果の分析を行い、非医学系委員の選任過程や医学系委員がどのような具体的な貢献をなし得るのかの検討を行う。
この知的作業を通し、非医学系委員の存在意義の空洞化を防ぎ、より有意味で実効的な貢献が実現するためのハンドブック作成や倫理委員研修教育実現への知的基盤の構築に寄与できればと考える。
瀬戸山 晃一
 
 

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メンバー紹介
 Project Member

瀬戸山 晃一 (研究代表者)
掛江 直子
山本 洋一
奥田 純一郎
岩江 荘介
森田理恵(特任研究員)